岩城修弘霊場(由利本荘市)







岩城と大内の境になっている折渡峠には千体地蔵の霊場があることで知られるが、

ここから少し岩城側に行った場所にはある個人が設けた別の霊場がある。

病人を救うためと言うが奇抜な思想、趣味で明らかに異端の雰囲気を醸し出している。





霊場までは急坂だが、登り始めると右に変な顔の球体が現れる。



  

坂を登り切ると若干の駐車スペースがあり奥に本堂が建つ。右側の斜面には階段があり、こちら側にも霊場が広がっている。





左側にある小屋。鼻の部分だけが天狗のように大きく突き出ているが、この顔のデザインの由来は分からない。





この霊場の開祖は西目町(現由利本荘市)の高橋修悟氏。仏陀を自称している。





石碑を作っておいて更に板で強引に文章を足している。同じ文で「気」と「氣」が出てきたり「をを」と書いていたり落ち着きが無い。





本堂の壁には高橋氏のメッセージが長々と連ねられている。

病気に関する考え方が主なものだが、「現代医学は間違い」「癌は心の中から発生する」など独特の主張をしている。



  

いちいち突っ込んでいてはキリが無くなりそうだが、結局は「病は気から」と言いたいのかも知れない。

本名は「高橋修一」なのだろうか。「仏陀修如」とまで名乗っている。調べてみると何と「仏陀修如」の名で

「現代医学は大きな過ちを犯している」という本まで出版していたという徹底ぶりであった。



  

斜面の階段の下には高橋氏の手形と足形があり、ここに手や足を当てて熱心に祈れば病気が治るという。





階段の周囲には様々な仏像の写真があり、その中に謎の人物写真が混じっている。

羽後交通のバス停も一緒に写っているが場所ははっきり分からない。



    

上の方でも不気味な顔の球体が脈絡なく登場する。これではまるで宙に浮く生首だ。お化け屋敷ではあるまいし。



    



決して広くはない割に盛り沢山な霊場であった。

高橋氏の病人を救いたいという気持ちを蔑ろにはしたくないが、どうしても胡散臭さを感じてしまう。



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