青秋林道(八峰町)



旧八森町から白神山地中腹に至るピストン路線で、終点は青森県境の稜線となっている。

もともとは青森県へと抜ける計画だったが、環境保護などのため反対運動が起こり、

青森県側は完成せず山地も世界遺産に登録されたことは有名である。そのためマイナスイメージが強いが、

高所を走るので景色はよく、終点には白神山地の二ツ森登山口もあるので観光シーズンは訪れる車も多い。

ここでは敢えてメジャーな時期ではなく冬季閉鎖間際の11月中旬(2005年)の様子をレポートする。






八森茂浦から国道101号を離れ、真瀬川に沿う町道に入る。基本的には二車線だが、部分的に未改良のところもある。







国道から6kmほどで青秋林道起点に着く。標高は100m程度。







真瀬川に沿う林道を1kmほど行くと管理棟がある。早い時期では入山申請書を提出しなければ

ゲートが開かないが、申請書は管理棟で貰えるので戻る羽目になることはない。

冬季閉鎖(11月下旬〜5月下旬)になると当然ゲートは閉まっている。







管理棟から800mほどで林道は右に曲がる。左は一の又林道。未舗装で途中から崩壊していて進めなくなる。







分岐を過ぎると道はひたすら高度を上げる。杉林の中を通り、展望のきく場所はあまりない。







3kmほどで杉林を抜け、崖沿いの道となる。標高は500mほど。この辺りから景色が良くなってくる。







先の方を見ると、上が割れた山が見える。その切れ目の間にはこれから行くべき道が通っている。







少し進むと端の方に雪が積もっていた。







左側には杉林と白神の山が見えてくる。右のとがった山は真瀬岳(987.7m)。




  


道はいずれ完全な雪道となる。沿岸部といえども、標高が高いので冬の訪れは早い。

登りが中心なので、止まらないように慎重に進む。タイヤの跡があったので少しは楽だった。







崖沿いになってから3.5kmほどで濁川に架かる奥の台橋を渡る。この林道では数少ない橋の一つで、最も奥にある。







進んでいくと正面にどっしりと山が現れる。これが上の写真にある切れ目の山である。

山の上の方にカーブミラーが立っているのが見えるので(冬季は外される)「カーブミラー山」と呼んでいる。







カーブミラー山を南側から撮影。林道を境にして杉がなくなっている。

奥に見えるのは白神岳。林道はこの辺で藤里町との境界すれすれを通る。









橋から4kmほどで切れ目の辺りまで登る。海の向こうに男鹿三山と寒風山が見える。

この日は曇りだったが、それが独特の景観を作り上げていた。







これまで走ってきた道を見下ろす。







これより先は雪が深くなり、終点までの距離も大したことはなかったので歩いていくことにした。

なお、タイヤの跡は終点まで続いていた。







先に進むと二ツ森(1086m)が見える。その名の通り二つに分かれた山で、

山頂(左側)は藤里町と鰺ヶ沢町との境界。林道終点の登山口から30〜40分程度で登れる。







駐車地点から800mほどで小屋が見え、間もなく林道終点を迎える。二ツ森登山口は小屋の手前にある。




  


唐突に現れる終点。標高は900mを超えている。無数の足跡があるが、人間のものではない。







稜線上から北東側には岩木山が見える。空はどんよりして、山頂は隠れている。







6月の快晴の日に来たときの写真。枝を掻き分けて前の方に出て撮ったもの。

遮るものなしに樹海と岩木山が見渡せた。新緑もいいが、紅葉期はさぞ美しいだろう。







稜線上には展望台もある。木に囲まれているので、視界はあまりよくない。下は笹に覆われている。



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