加茂隧道(山形県鶴岡市)



海岸沿いの加茂地区と菱津とを結ぶ加茂坂の峠を貫く隧道で国道112号に指定されていた。

もともとは明治24年に竣工し、昭和14に改良されたという古隧道だが、平成15年に

新道の加茂坂トンネルが開通することによって廃止された。さらに旧隧道は封鎖されて通り抜けはできなくなっている。






加茂側は新トンネルの手前から旧道に入る。ここにはまだ標識が残っていた。







坂を登っていくとガードレールが道を塞いでいる。そのすぐ先に隧道が見える。







いかにも古そうなデザインの坑口。幅は狭く、交通に支障をきたしていたことが想像できる。

坑口は金網で封鎖され、内部を通行することはできない。




  


戦前の完成なので、銘板は右書き。竣工年(昭和十四年十二月)を記した銘板もある。







内部の様子。狭い割りに長い。壁に変色が見られる。







一旦戻って菱津側を目指す。こちらは麓の綿打沢の辺りから旧道に入る。

加茂側に比べて登る距離が長く、道は曲がりくねっている。







1kmほど進むとカーブに荒れた廃屋があり、その先に隧道が口を開けている。

こちら側もやはりガードレ−ルと金網が設置されている。







坑口の作りや銘板は加茂側とほぼ同じ。









よく見ると坑口右の石垣に石が突き出ている。これは虎をかたどったもので、

かつては坑口上部に取り付けられていたらしい。



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